名選手が活躍する

欧州サッカーの四大リーグが終了して次のシーズンが始まるまでの間の期間は、有名な選手の移籍情報が飛び交います。

資金力に優れたクラブはCL（チャンピオンズリーグ）出場権を得られるように上位進出が義務付けられていると言っても過言ではありません。ですから前年の成績次第では監督が解任されたり、高い資金で獲得した選手をあっさりと放出することも珍しくないのです。特にイングランドは上位クラブの競争が苛烈で、しかも資金が潤沢なクラブが多いですから、選手一人の移籍金に数十億円をつぎ込むこともあります。

世界において過去移籍金ランキングで10位までに入ったクラブは、7人がイングランドのプレミアリーグ所属で、いかにクラブの威信がかかっているか分かります。ただし、欧州サッカーのクラブナンバー1を目指すCLでは金額に比例した活躍はしていないのが現状です。1970年代後半から1980年代前半までは、その覇権を他国に譲ることはありませんでしたが、それ以降は優勝となると決して多くはありません。

国内クラブの実力が拮抗しており、そのためにCLの試合では力が発揮できないとか、スケジュールが他国より過密との問題が指摘されます。いずれにせよ移籍金は上昇する傾向にあり、選手への期待と負担は今後ますます大きくなるでしょう。