欧州サッカーのマーケット

海外のスポーツは、ビジネス抜きでは語れません。特に欧州サッカーの世界では、巨額の移籍金が動きます。リーグが開幕する前は、移籍市場で交渉合戦が行われています。

欧州サッカーは、世界で開催されているスポーツの中でも、トップクラスの人気を誇っています。そのため、スター選手が移籍する場合、巨額の移籍金が動くのです。2016年は、推定で約130億円という移籍金が動いた選手が大きな話題となりました。

スタジアムの観客と選手たち

この金額は、サッカー史上最高金額です。1990年代以降、サッカーの世界はテレビの放映権料や広告料が高騰しています。そして、外国人投資家に買収されるクラブも続出しています。スポーツ界は、マネーゲーム化が加速して、移籍金がうなぎ登りです。しかし、プロサッカーのマネーゲームから距離を置いているブンデスリーガのような存在もあります。ブンデスリーガでは、外国人投資家はクラブを買収できません。

そのため、オーナーの資産が危機的状況になり、クラブの経営が困難になるというリスクを防ぐことができています。日本でもファンが多いブンデスリーガは、安定した経営を続けつつ、観客動員数ではプレミアリーグを抜いてトップになり、今年はさらに観客動員数を増やしています。