スタープレイヤー

空中でボールの取り合い

今回は欧州サッカーで活躍した世界のスタープレイヤーを紹介していきます。

まずはディエゴ・マラドーナです。ディエゴ・マラドーナはサッカー選手としては身長が低く、ずんぐりとした体形だったのですが、非常にフィジカルが強く、筋力トレーニングをしなくても筋肉質だったと言われています。ワイルドな見た目は別で、ボールタッチは非常に繊細で、ドリブル、パス、シュートのすべてがハイレベルな選手です。

5人抜きや神の手など、記憶に残るゴールも決めています。次はジョージ・ベストです。ジョージ・ベストは北アイルランドの選手で、ワールドカップとは縁がない選手でした。しかし、ドリブルのキレは世界一と言われていて、観客を魅了した選手です。次はフランコ・バレージです。

フランコ・バレージはイタリアサッカー界を代表する名DFで、インテリジェンスなディフェンスを得意とした頭脳派の選手です。DFとしては体格が小さいのですが、相手との駆け引き、ポジショニングを駆使して相手のチャンスを潰すのが上手いです。最後はR.バッジョです。ファンタジスタといえばR.バッジョが真っ先に思い浮かべる人も多く、欧州サッカー界で最も美しいプレーをしていました。

世界記録を更新

巨大な資金が動く欧州サッカー。強豪チームは自分たちのスカッドを強化するため、有力選手の獲得に奔走します。

ヨーロッパでは有望な選手とは複数年の契約を結ぶのが基本で、できるだけ手放さないよう契約で縛ります。その最たるものが移籍金です。高額の移籍金を設定することで、他のチームに移籍しにくいようにしています。

しかし、近年の欧州サッカーでは世界からの資本の流入や放映権料の増加に伴い、高額の移籍金が設定されていても、それを支払うクラブが出てきました。結果として、毎年のように過去の移籍金上位記録が塗り替られています。

高額の移籍金を支払うクラブが出てきたことで、どうせ売るなら高く売りたいと、入札を競わせるような動きも見られます。その背後には、移籍成立によって恩恵を受ける代理人や家族の存在が見え隠れします。選手自身が納得していない移籍や、明らかに戦力としてあまり計算されていないにも関わらず移籍してキャリアを無駄にするケースがあるなど、選手本人に悪い影響を与える場合もあります。マーケットの規模が大きくなるにつれ、良くも悪くも、歴史に残るような大型移籍が頻発しているのが、今の欧州サッカー界であるといえるでしょう。